屈筋・伸筋 意識のグリップ 体重移動・蹴りの方向は? 1
GOさんからのコメントの返事です。
> グリップは指で握るで良いのでしょうか?
以前にも書きましたが、
腕の筋肉には親指に繋がっている腕の上側の「屈筋」と
小指に繋がっている腕の下側の「伸筋」があります。
よく言われる腕の上と下の筋肉です。
では、なぜ腕を力むといけないのか?
腕が力むと上の図の様に屈筋のスイッチが入り
肘が曲がります。
親指側で強くグリップすると屈筋のスイッチが入り易くなります。

逆に掌を広げて腕を伸ばしす時には無意識に伸筋を使います。
図の様に肘が曲がる方向に誰かに力を加えてもらって下さい。

伸筋を使うと腕の力(=屈筋の力み)を抜いてをリラックス
しても曲げに対してより強いのです。
なるべく甲を反らせるフィンガーグリップですね。
グーで力こぶを作ってわしづかみのパームグリップは
屈筋のスイッチが入り、伸筋が使えない最悪のグリップですね。
なぜ力を抜いてリラックスした方が強いのか?
その理由は以下の通りです。
筋肉は脳の指令で動きます。
日常生活や筋トレでは屈筋を使うことがメインです。
その屈筋は脳とより鋭敏な神経で繋がっているので
屈筋の力はより意識して使えコントロールし易いのです。
反対に伸筋はメインで使われないため屈筋とは逆に
脳との繋がりがあまり良くないのです。
その為、伸筋は使っていても力強さが認識できない!!
そしてコントロールもし難いのです。
だから上記のテストの様に実はしっかり使っていても
自分では力感が感じられない。
実は球を打つには伸筋がより強い筋肉なのに認識できない!!
屈筋を使わないと力強く腕を使う感覚が得難いのです。
だから、これを知らないとインパクトでも屈筋を使ってしまう!!
それで腕が曲がり、インパクト効率が落ちる。
益々力む。悪循環ですね。
プロは腕が伸びています。伸筋で振っているからです。
アマは腕が曲がっています。力んで屈筋を使っているから。
フィンガーで手の甲を反らして、親指側の屈筋を脱力して
リラックスして、小指側、腕下側の伸筋で振りましょう。
伸筋を使う物足りなさは神経の伝達の問題であり、
伸筋を意識して使う練習による慣れの問題です。
反復練習により、伸筋を認識し、
コントロールする神経能力がアップしていきます。
腕がすっきり伸びてH/Sが上がり、ミート率がアップします。
また、やってみると直ぐに分かりますが
屈筋は肩の筋肉に繋がっており屈筋が力むと
上半身上部に力が入り、肩が盛り上がり、グリップも浮き、
下半身の力が抜け、体がフアフアと浮いてしまいます。
両脇が空き易く、両肘間隔も開いてしまいます。
最悪です。
逆に伸筋を使い甲を反らすと腕が伸び、脇が締まり、
両肘間隔が締まって一定間隔を維持し易くなり、
グリップが体に近く、低くなり、浮きません。
肩に力は入らず、なで肩に下ります。
上半身の上部の力が抜け上半身下部・下半身に
下方への圧力がかかるのが分かるでしょうか
更に、伸筋でスイングすると右踵が上がリ難くなります

これはすぐ体感で来ますよ。
「下半身で振れ、下半身を意識しろ」とは「伸筋で振れ」
にもつながり、それによって体が浮かない、重心の下った、
下方に圧力のかかった、力強い土台、軸のぶれない土台が
出来ます。
スイングの精度もスピードも「ぶれない回転軸」が命です。
自作のコマで簡単に分かる様に、少しでも軸がぶれていたら
どんなに努力しても全てが水の泡です。
軸の維持のためには土台の安定と強さがボトルネックになるのです。
左右にぐらつくスウェイや右足踵の浮いた片足インパクト
では軸の維持は不可能です。
忘れていけないのは、軸の安定の為にはアドレス時の
スタンス幅も非常に大きく影響します。
肩幅より広すぎるスタンスは、体重移動を大きくする
代わりに必ずスウェイを引き起こします。
軸の維持は極めて困難になります。
右踵が上がり易い人はここにも問題がある可能性が
あるのです。スタンスが広過ぎたり、左への体重移動が
大き過ぎたり、早過ぎたりすれば、当然物理的に右足踵
を上げないと球に届きませんからね。
しかし、踵が大きく上がるのはスイングが終了
した後のフィニッシュ手前の形であり、
インパクト前に右踵を上げなければ届かないほど
遠くに体重移動しても、確実に軸がぶれるだけです。
もちろん毎日練習できて、筋力や、柔軟性がある若いプロ
なら可能でしょうが、タイガーでさえ左膝の怪我で
更に大人しいスイングに改造した事でアマには不可能
なことが良く分かると思います。
軸の維持を重視するなら、スタンスは肩幅以下にし、
スウェイを避け、インパクトまで体重移動を減らす。
そうすれば当然物理的に左への移動量はかなり減るので、
右踵の浮き上がりは大幅に押さえられるはずです。
そうなると土台が安定するのでインパクトゾーンでの
軸の維持は簡単になり、最強の下半身を十分に使える
ようになります。
当然、明治の大砲推奨ではなく、インパクト後は
逆に右足裏が垂直にめくれるまで、右踵を積極的に
上げて行き左足に完全に乗り切るまで体重移動を完了します。
また、体重移動はいつなのか
というのタイミングの問題
が良く出ますが、その前に「体重移動は何の為にするのか
」
という問題を良く考える事が必要です。
右から左に直線的にヘッドの動きを加速するためでしょうか
多くの方はこのイメージでしょう。
だから思いっきり左へスウェイするんです。
違いますよね
同様に、非常に難しい事ですが右足の蹴りの方向も同じです。
足は強力ですが、ゴルフにはあまりに強力過ぎる

右足は何の為に蹴るのか
体を左に揺さぶる為に蹴るのでしょうか
水平に左じゃスウェイを助長しないでしょうか
あまりに長くなるのでこの続きはまた。
グリップの追加ですが、屈筋に繋がる親指・人差し指は
そのV字の間隔を空けないで緩まないように軽く詰めて
握ります。2本の指の間の筋肉が盛り上がります。
この隙間が空くとスイング中グリップがぐらぐらします。
ラウンド中歩いている時もV字の間隔を閉めておきます。
日常的に締める練習をしておくと良いですね。
また、左手甲の角度、フックグリップの度合いの問題ですが、
グリップで重要なのは左手甲はぶらんと下げた時の
左手甲の角度と同じままグリップ。
フック気味かスクエア気味かは骨格の問題です。
フルスイングすれば自然の手の甲の角度に近くなりますから。
> グリップは指で握るで良いのでしょうか?
以前にも書きましたが、
腕の筋肉には親指に繋がっている腕の上側の「屈筋」と
小指に繋がっている腕の下側の「伸筋」があります。
よく言われる腕の上と下の筋肉です。
では、なぜ腕を力むといけないのか?
腕が力むと上の図の様に屈筋のスイッチが入り
肘が曲がります。
親指側で強くグリップすると屈筋のスイッチが入り易くなります。

逆に掌を広げて腕を伸ばしす時には無意識に伸筋を使います。
図の様に肘が曲がる方向に誰かに力を加えてもらって下さい。

伸筋を使うと腕の力(=屈筋の力み)を抜いてをリラックス
しても曲げに対してより強いのです。
なるべく甲を反らせるフィンガーグリップですね。
グーで力こぶを作ってわしづかみのパームグリップは
屈筋のスイッチが入り、伸筋が使えない最悪のグリップですね。
なぜ力を抜いてリラックスした方が強いのか?
その理由は以下の通りです。
筋肉は脳の指令で動きます。
日常生活や筋トレでは屈筋を使うことがメインです。
その屈筋は脳とより鋭敏な神経で繋がっているので
屈筋の力はより意識して使えコントロールし易いのです。
反対に伸筋はメインで使われないため屈筋とは逆に
脳との繋がりがあまり良くないのです。
その為、伸筋は使っていても力強さが認識できない!!
そしてコントロールもし難いのです。
だから上記のテストの様に実はしっかり使っていても
自分では力感が感じられない。
実は球を打つには伸筋がより強い筋肉なのに認識できない!!
屈筋を使わないと力強く腕を使う感覚が得難いのです。
だから、これを知らないとインパクトでも屈筋を使ってしまう!!
それで腕が曲がり、インパクト効率が落ちる。
益々力む。悪循環ですね。
プロは腕が伸びています。伸筋で振っているからです。
アマは腕が曲がっています。力んで屈筋を使っているから。
フィンガーで手の甲を反らして、親指側の屈筋を脱力して
リラックスして、小指側、腕下側の伸筋で振りましょう。
伸筋を使う物足りなさは神経の伝達の問題であり、
伸筋を意識して使う練習による慣れの問題です。
反復練習により、伸筋を認識し、
コントロールする神経能力がアップしていきます。
腕がすっきり伸びてH/Sが上がり、ミート率がアップします。
また、やってみると直ぐに分かりますが
屈筋は肩の筋肉に繋がっており屈筋が力むと
上半身上部に力が入り、肩が盛り上がり、グリップも浮き、
下半身の力が抜け、体がフアフアと浮いてしまいます。
両脇が空き易く、両肘間隔も開いてしまいます。
最悪です。
逆に伸筋を使い甲を反らすと腕が伸び、脇が締まり、
両肘間隔が締まって一定間隔を維持し易くなり、
グリップが体に近く、低くなり、浮きません。
肩に力は入らず、なで肩に下ります。
上半身の上部の力が抜け上半身下部・下半身に
下方への圧力がかかるのが分かるでしょうか

更に、伸筋でスイングすると右踵が上がリ難くなります


これはすぐ体感で来ますよ。
「下半身で振れ、下半身を意識しろ」とは「伸筋で振れ」
にもつながり、それによって体が浮かない、重心の下った、
下方に圧力のかかった、力強い土台、軸のぶれない土台が
出来ます。
スイングの精度もスピードも「ぶれない回転軸」が命です。
自作のコマで簡単に分かる様に、少しでも軸がぶれていたら
どんなに努力しても全てが水の泡です。
軸の維持のためには土台の安定と強さがボトルネックになるのです。
左右にぐらつくスウェイや右足踵の浮いた片足インパクト
では軸の維持は不可能です。
忘れていけないのは、軸の安定の為にはアドレス時の
スタンス幅も非常に大きく影響します。
肩幅より広すぎるスタンスは、体重移動を大きくする
代わりに必ずスウェイを引き起こします。
軸の維持は極めて困難になります。
右踵が上がり易い人はここにも問題がある可能性が
あるのです。スタンスが広過ぎたり、左への体重移動が
大き過ぎたり、早過ぎたりすれば、当然物理的に右足踵
を上げないと球に届きませんからね。
しかし、踵が大きく上がるのはスイングが終了
した後のフィニッシュ手前の形であり、
インパクト前に右踵を上げなければ届かないほど
遠くに体重移動しても、確実に軸がぶれるだけです。
もちろん毎日練習できて、筋力や、柔軟性がある若いプロ
なら可能でしょうが、タイガーでさえ左膝の怪我で
更に大人しいスイングに改造した事でアマには不可能
なことが良く分かると思います。
軸の維持を重視するなら、スタンスは肩幅以下にし、
スウェイを避け、インパクトまで体重移動を減らす。
そうすれば当然物理的に左への移動量はかなり減るので、
右踵の浮き上がりは大幅に押さえられるはずです。
そうなると土台が安定するのでインパクトゾーンでの
軸の維持は簡単になり、最強の下半身を十分に使える
ようになります。
当然、明治の大砲推奨ではなく、インパクト後は
逆に右足裏が垂直にめくれるまで、右踵を積極的に
上げて行き左足に完全に乗り切るまで体重移動を完了します。
また、体重移動はいつなのか

が良く出ますが、その前に「体重移動は何の為にするのか

という問題を良く考える事が必要です。
右から左に直線的にヘッドの動きを加速するためでしょうか

多くの方はこのイメージでしょう。
だから思いっきり左へスウェイするんです。
違いますよね

同様に、非常に難しい事ですが右足の蹴りの方向も同じです。
足は強力ですが、ゴルフにはあまりに強力過ぎる


右足は何の為に蹴るのか

体を左に揺さぶる為に蹴るのでしょうか

水平に左じゃスウェイを助長しないでしょうか

あまりに長くなるのでこの続きはまた。
グリップの追加ですが、屈筋に繋がる親指・人差し指は
そのV字の間隔を空けないで緩まないように軽く詰めて
握ります。2本の指の間の筋肉が盛り上がります。
この隙間が空くとスイング中グリップがぐらぐらします。
ラウンド中歩いている時もV字の間隔を閉めておきます。
日常的に締める練習をしておくと良いですね。
また、左手甲の角度、フックグリップの度合いの問題ですが、
グリップで重要なのは左手甲はぶらんと下げた時の
左手甲の角度と同じままグリップ。
フック気味かスクエア気味かは骨格の問題です。
フルスイングすれば自然の手の甲の角度に近くなりますから。
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